絵葉書と古写真

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明治後期の写真/絵葉書
東京名所 九段坂上より市街を望む

急勾配の難所で有名な東京九段坂。路面電車が昇降できるようになったのは明治40年7月6日のことで、それまでは坂上と坂下の別路線でした。この絵葉書もその頃の一枚でしょう。よく見ると奥にちょこんと駿河台のニコライ堂が見えます。



江ノ島全景

神奈川県江ノ島。画面手前の建物は漁師の家でしょうか、家の前に小舟が見えます。詳細は確認できませんが色とりどりに塗られたものは暖簾かお土産物か。江ノ島弁財天の参詣客相手に簡単な商売をはじめても不思議はありません。



越後直江津いかや旅館

新潟県上越市。直江津駅前にかつて存在した名物旅館。八角三層の塔を有する洋館風のデザインは人の目を引いたことでしょう。「IKAYA HOTEL」とあり、どこか遠い西洋の国に行ったかのようです。現在はホテルセンチュリーイカヤというホテルになっています。



湖山川口

鳥取県鳥取市湖山町。鳥取空港そばの湖山池から流れる川の河口というところでしょうか。



越後椎谷名勝 本町通り

現在の新潟県柏崎市椎谷付近。かつての椎谷藩の陣屋があった辺りでしょうか。日本海の強風と、雪国ならではの降雪に耐える屋根の造りが特徴的です。



大和 吉野川

四国の吉野川ではなく、奈良吉野川。和歌山県にはいると紀の川とよばれています。



信濃善光寺本堂

遠くとも一度は詣れ善光寺。



松本名勝 松本小学校及紀念館

長野県松本市。松本尋常高等小学校と明治三十七、八年戦役紀念館を写した一枚。松本小学校とありますが、現在の信州大学教育学部附属松本小学校ではなく、松本尋常高等小学校(旧開智学校)です。明治三十七、八年戦役紀念館は現在の松本市立博物館の前身で、明治39年に小学校内に開館しました。



信濃名勝 白馬山

長野県白馬岳。詳しい場所は分かりませんが、千国街道ではないでしょうか。



松本名勝 女鳥羽川ノ清流

長野県松本市の中心部を流れる女鳥羽川。松本城の外堀の役目もあったそうです。その清流はこの絵葉書の時代と変わることなく現在も流れています。



日本名所 三重県立第一中学校

現在の三重県立津高等学校。明治13年に津藩校「有造館」跡に津中学校として開校してから現在まで続いています。満州軍総司令部凱旋記念のスタンプの日付から明治38年頃作成された物だということがわかります。



北浜海水場

佐賀県唐津市の北浜海水浴場かと思います。が、「北浜」という地名は全国各地にあるため確証はありません。看板に「会席~」「すし~」という字が読めますので、今でいうところの海の家なのでしょうか。絵葉書で海水浴場というと人がたくさんいる画面が多いのですが、あえて海の家にしたのは、あんまり賑わっていなかったからでしょうか。



名古屋 大須観音門前ノ景

北野山真福寺宝生院、通称「大須観音」へと続く門前町の光景。奥に仁王門と本堂の屋根が見えます。右手前の映画館(活動写真)では日露戦争関連の幟が立っていて絵葉書の作成された時代を知ることができます。明治38年頃でしょうか、明治25年の大須の大火から復興した姿だと思います。



東京勧業博覧会 観覧車

明治40年、上野公園を会場に東京勧業博覧会が開催されました。その会場に設置された観覧車の絵葉書です。会場はおろか東京を一望できる素晴らしい乗物に入場者も驚きの声をあげたことでしょう。博覧会終了後は浅草に移設されました。



汽車疾走 品川付近

現在の品川駅付近。品川停車場を出た汽車が八ツ山へ差し掛かる、ちょうどその瞬間に撮影されたものでしょうか。実逓便ですが消印個所の切手がないため正確な時代は不明です。ただ、宛名面の仕切り等から明治38年頃と推定します。品川停車場へ向かう機関車が海岸沿いを走る構図の絵葉書は比較的良く見ますが、この図の絵葉書は稀少です。ただ、状態があまり良くありませんので、その点が残念です。

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